屋根塗装の前に済ませるべき修繕作業

屋根塗装の前に済ませるべき修繕作業

屋根塗装をする前には、施工会社によって塗装前の点検作業が行われています。
点検を済ませた結果として穴が開いている部分が確認できたり、隙間が出来ている部分や欠損箇所などがあれば、必ず修繕作業を済ませてから塗装作業に入ることがセオリーです。
この作業で使われる道具や資材はパテを用いる方法があり、乾燥すると硬化するタイプで尚且つパテの上にも塗料を塗ることができる素材に厳選しています。
シーリングで修繕する方法もありますが、シーリングの場合は塗料を弾いてしまうタイプがあるので、隙間を埋める作業では塗装可能なシーリング材が必須となります。
金属製の屋根材の場合は、継ぎ目部分が広がってしまい隙間が大きく出ている住宅もあり、台風の被害を受けやすい地域では少なからず該当する住宅はあります。
この場合はハンマーで叩いて修理をする方法や、一部分だけを張り替えすることが必要とされたり、コンディションによって作業内容は変わります。
その後は\屋根塗装の作業に入ることができ、塗装後は長い年月にわたり雨漏り被害を受けない住宅に仕上げられます。

屋根塗装における下地の役割とは重要性について

屋根塗装には下地という工程がありますが、具体的にどのような役割で、何が重要なのか気になるのではないでしょうか。
下地は屋根塗装に限らず、塗装全般に用いられている言葉の1つで、単に地や素地ともいいます。
これは上に塗装が乗る下塗りと密着する部分で、質の良し悪しが上塗りや仕上がりに影響を与えます。
屋根塗装では塗料をしっかりと密着させることが重要なので、地もまた重要性が高いといえます。
付着している汚れが落ちきらずに残っていたり、古い塗膜に直接塗料を乗せる形だと、密着せずに本来の性能が発揮されないわけです。
屋根塗装の際にはまず、汚れを落とし荒れている地を整えて、密着性を高めてから塗装工事の本番となります。
工事の直後は一見して問題がなさそうに見えても、1年や2年の経過で剥がれる初期不良が発生することがあるので油断禁物です。
経験豊富な業者や職人は、塗料を塗るよりも前が重要という人が少なくないので、それを理解している業者に相談したり、職人に任せることが大事ではないでしょうか。

著者:北浦力男

筆者プロフィール

神奈川県横浜市生まれ。
昨年自宅の屋根塗装を業者に依頼して完了。
自分の体験から屋根塗装の重要性についてまとめました。